【マス層→準富裕層】FIREを目指して5年で資産はどう変わったか〜投資・転職・人生観の変化
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はじめに
このブログを始めたのは2020年。FIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指して、支出の最適化・インデックス投資・自己投資の3本柱で走り始めた頃でした。
あれから5年。
最後の更新から約2年が経ちましたが、その間もブログに書いてきたことを愚直に実践し続けてきました。その結果、資産も、キャリアも、そして何より自分自身の考え方が大きく変わりました。
今回は再開の第一歩として、この5年間で何が変わり、何に気づいたのかを率直に書いていきます!
資産:「続けた先にある景色」は本当だった
結論から言うと、資産はマス層から準富裕層にまで成長しました。
ブログ開始当初に書いた「半年で200万円増」という成果は、あくまでスタート地点でした。その後もインデックス積立を淡々と続けた結果、野村総合研究所の分類で2段階上のステージに到達しています。
この結果は、何か特別なことをしたわけではありません。
- 毎月の積立を止めなかった
- 暴落時にも売らなかった
- 生活費の最適化を維持し続けた
「続けること」が最大の投資戦略だったと、今なら自信を持って言えます。
📎 関連記事:【FIREの目安に】野村総合研究所による世帯の資産分析
投資戦略:新NISAと「守りの意識」
2024年から始まった新NISAには、もちろん切り替えました。つみたて投資枠を中心に、引き続きインデックス積立を継続しています。
一方で、以前と大きく変わった点が2つあります。
高配当株の開始
資産がある程度積み上がったことで、「増やす」だけでなく「受け取る」フェーズにも目を向けるようになりました。高配当株からの配当金は、完全なFIREを目指さなくても、日々の自由度を確実に高めてくれます。
債券の組み入れ
以前は株式100%に近いポートフォリオでしたが、一部に債券を取り入れました。安値で推移していたこともあり、暴落時のクッション、インカムが入るという理由からです。
資産が小さいうちは「全力で増やす」が正解でしたが、守るべき資産ができると、リスク管理の重要性が身に染みてわかるようになります。
📎 関連記事:【富の源泉】余剰分を投資する【FIREまとめ③】 / インデックス投資【実践編】
支出:「削る」から「活かす」へ
ブログでは支出の最適化について30以上の具体策を紹介してきました。格安SIMへの乗り換え、保険の見直し、車の売却。これらは今も効いています。
しかし、この2年で支出に対する考え方は変わりました。
お金は「削るもの」ではなく「活かすもの」だと思うようになったのです。
転職して管理職になり、人との関わりが増えました。その中で気づいたのは、経験や人とのつながりにお金を使うことの価値です。
- チームとの食事に惜しまず出す
- 新しい土地での体験にお金を使う
- 学びのための投資を続ける
これは『DIE WITH ZERO』の書評で書いた「経験にお金を使おう」というメッセージを、自分自身が実践するようになったということかもしれません。
節約は依然として大切な土台です。でも、それは「使うべきところに使うための原資を作る行為」なのだと、今は捉えています。
📎 関連記事:【まずはここから】生活費の支出を見直す【FIREまとめ②】 / 幸せをお金で買う科学的方法
キャリア:資産があるからこそ、挑戦できた
この期間で最も大きな変化は、転職して管理職になったことです。
以前の記事で「副業で収入を増やす」「自分の事業を育てる」と書いていました。実際に私が選んだのは、本業でのキャリアアップでした。
転職の決め手は3つありました。
- 仕事内容が自分に合っていた - 全国各地で展開する仕事で、まち歩きや地域探索が好きな自分の強みが活きる
- 収入増につながるオファーだった - FIRE戦略の「収入の最大化」に直結
- 資産があったからリスクを取れた - 資産の積み上げが、転職という挑戦のセーフティネットになった
ここが重要なポイントです。FI(Financial Independence)を目指す過程で作った資産が、キャリアの選択肢を広げてくれた。 「辞めても当面は生きていける」という安心感は、より大胆な意思決定を可能にします。
📎 関連記事:転職や副業で収入を増やそう【FIREまとめ④】
FIREの再定義:「RE」は要らなかった
5年前、このブログのテーマは文字通り「FIRE = 経済的独立 + 早期リタイア」でした。
今、考え方は変わりました。
FI(経済的自立)は極めて重要。でも、RE(早期リタイア)は自分には必要ない。
管理職として仕事に取り組む中で、自己表現や自己効力感が得られる仕事こそ、人生を豊かにする と実感しています。FIは「仕事を辞めるため」ではなく、「本当にやりたい仕事を選ぶための基盤」 として機能しています。
これは以前の自分への重要なメッセージでもあります。
FIREを目指す過程で身につけた力(倹約力・投資力・行動力)は、リタイアしなくても人生の質を圧倒的に高めてくれる。
📎 関連記事:FIRE(経済的自由)のエッセンスとメリット【FIREまとめ①】 / 「旅」と「FIRE」の両立で人生の幸福度を上げる
旅とまち歩き:年間20回、そして海外再開へ
転職後、仕事で全国各地を回る機会が増えました。これが嬉しい変化です。
直近1年間で約20回の国内旅行を実現。各地でのまち歩きを楽しみ、個人のSNSでも発信してきました。歴史、建築、地理、文化。街の成り立ちを知ると、見慣れた風景がまったく違って見えます。
そして来月、3カ国を巡る海外旅行に出発します。コロナ禍以降しばらく海外から遠ざかっていましたが、ついに再開です。円安の影響はありますが、FIの基盤があることで、「行くか行かないか」ではなく「いつ行くか」を考えられるようになりました。
この旅の様子もブログで共有していく予定です。
5年間で見えた3つの真実
1. 健康がすべての土台
資産がいくらあっても、健康でなければ意味がありません。運動習慣、食事管理、睡眠の質。これらは「投資」と同じくらい重要なテーマです。人間ドックもおすすめです。
2. 人とのつながりがないと人生は面白くない
FIREを目指す過程は、一人で黙々と資産を積み上げるイメージがあるかもしれません。でも管理職になり、チームで働く中で改めて感じたのは、人間関係こそが人生を豊かにする最大の要素だということです。
3. お金は手段であり、目的ではない
これが5年間で最も大きな気づきです。
お金は非常に重要です。しかしそれは、ウェルビーイング(心身の充実)を高めるための手段です。貯めること自体が目的になると、人生が窮屈になる。使い方・生き方の質を上げるために、経済的自由を追求する。この順番を忘れてはいけないと思います。
これから始める人へ
5年前の自分に、そしてこれからFIREを目指す人に伝えたいことは一つ。
まず始めてください。
完璧な計画を待たなくていい。最適なタイミングなんて来ない。
ただし、順番は大事です。最初に投資から始めるのではありません。
まずは支出の最適化から。 具体的には、マネーフォワードのような家計簿アプリで自分のお金の流れを「見える化」するところからです。収入と支出の現状がわからないまま投資を始めても、穴の空いたバケツに水を注ぐようなもの。
- 支出を把握する(マネーフォワードで管理開始)
- 固定費を最適化する(格安SIM、保険見直し、サブスク整理)
- 余剰資金で投資を始める(つみたてNISAを月1万円から)
この順番で、小さく始める。
私も5年前、このブログを立ち上げたこと自体が「まず始める」の実践でした。あの一歩がなければ、マス層から準富裕層への道は開けていません。 振り返ると、支出では車/家賃の見直しが、投資ではインデックス投資が契機であったと思います。
おわりに
ブログの更新を止めていた2年間も、実践は止めていませんでした。
FIRE(経済的自由)を追求し、旅(人生)を楽しむ。
ただし、5年間の経験を経て、少し深みが増したと思います。「いかに貯めるか」だけでなく、「いかに生きるか」。その両面から、これからも発信していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。